2022年6月以降のお知らせはこちらに引っ越しました。
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4月から新社会人の皆さま！
学生としての学びを終え、これからは社会人の一員としてお仕事がスタートしますね。
学生時代のバイトとは違い、責任や仕事内容、仕事量が圧倒的に増え、バイトをしたことのない人にとっては初めてのお仕事で右も左も分からないことだらけだと思います。
優しい人たちとの出会いもあれば、自分にとって嫌なことをしてくる人との出会いもあり、会社から理不尽な対応をされることもあるかもしれません。

会社から理不尽な対応をされた！休みがない！残業代が払われない！等々、そういうときのために頭の片隅でいいので覚えていてほしいことがあります。
それは「私たちさっぽろ青年ユニオンや近くの労働組合に相談をする！！」です。
できればお仕事をやめる前にご相談いただけたらと思いますが、体がもたない、心が辛いという時には決して無理はしないでくださいね。
そして欲を言えば、例えばパワハラやセクハラにあっているという時にはスマホで録音、暴言を吐かれているLINEのスクショ等どんな方法でもいいので証拠となりうるものをとってください。
それが、あなたを守る武器になります。

なぜ辞める前に相談した方がいいのか、証拠が大事なのかというのはまた別の機会に改めて記載したいと思います。
とりあえず今回は新社会人の皆様に向けて「困った時には迷わずにお近くの労働組合に相談！！」ということを覚えていてほしいです。
近くの労働組合が分からない場合は私たちさっぽろ青年ユニオンへの連絡でも結構です。私たちからあなたの住んでいる地域に近い労働組合などにお繋ぎ致します！

あなたは一人じゃない。
私たちがいつでも力になります！

退職時に有休消化を会社に拒まれた組合員が、交渉により要求を通すことができました。当事者の手記です。

私は、2021年の6月から派遣元に紹介された会社で派遣社員として勤めていました。

ですが、派遣先での日々のパワハラなどが原因で完全に心が折れてしまい、その旨を派遣元に相談したところ、もう出勤しなくてもいいと言われました。

私は、雇入れの日から計算して6ヶ月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤していたので有休（年次有給休暇）は10日分ありました。
なので、有休を使い切ってから退職したいという思いを派遣元に伝えました。
ですが、派遣元から帰ってきた返答は「月末まで働くという事であればその中で有休の10日分を割り振る。だが、もう出勤できないとなると最終出勤日を退職日とするしかない。なので、今月休んだ5日分しか有休扱いにできない。」という、理不尽なものでした。

そこで「私が青年ユニオンの組合員であること」、「最終出勤日を退職日とすることに私が合意していないこと」、「有給休暇は労働者に与えられた権利であって会社が拒否することは違法であること」その旨を伝えたところ、有休を全て消化してから退職したいという私の要望が通りました。

有休は使いきれないと言い張っていた会社が、労働者の権利を知っていることを明確にした途端に引き下がりました。
何も知らない労働者は泣き寝入りするしかないということでしょうか。
「組合に加入していることや、労働基準法に関する知識があることを伝えた途端に会社が掌返しをした」
これは、労働基準法違反をしているということを承知の上で有休を使わせようとしなかった、ということでしょうか。
労働者のためのしっかりとした法律があっても、残念ながらそれを守らない会社は少なくありません。

私がこれを読んでいる皆さんにお伝えしたい事は、相談できる場所が必ずあるので諦めないで欲しい、ということです。
会社のことで悩みなどがあれば、それを解決するために是非お手伝いをさせて下さい。

有給休暇は雇い入れの日から6か月継続勤務していて、全労働日の8割以上出勤していれば、最低10日取得することが法律で義務付けられています。（これは法律で定められた最低ラインで、会社によってはもっととれるところもあります。） 有給休暇は正社員だけではなく、アルバイトも、パートも、派遣も取得できます。